肩甲上腕リズムとは肩を90°外転したとき肩甲上腕関節が60°、肩甲胸郭関節が30°上方回旋する。この運動を肩甲上腕リズムといい2:1という比率で公準としています.
正常な腕の動きには、一定の肩甲骨の動きが伴っています。一定のリズムが確認されてり。これを肩甲上腕リズムと言います。腕を横に挙げた時、腕は90°動いたように見えるが、実際には腕は60°しか動いておらず、残りの30°は肩甲骨が動いている腕を横に挙げた時、腕は90°動いたように見えるが、実際には腕は60°しか動いておらず、残りの30°は肩甲骨が動いているという
【0度~30度のとき】
腕の角度が0度~30度のときは、肩甲骨の動きはほとんどありません。ここでは上腕骨だけが動きます。腕が30度のとき、肩甲骨は腕が身体のすぐ横にある時と同じ位置にあります。
【30度~90度のとき】
腕が30度~90度の角度を動くときは、上腕骨と肩甲骨の動きが2:1になると言われています。つまり、腕が3度動くと、そのうちの2度は上腕骨の動きで、1度は肩甲骨の動きということです。
【90度~のとき】
腕が90度より上に上がると、動きの割合は1:1になります。腕が2度動くのは、上腕骨と肩甲骨が1度ずつ動いた結果になります。
四十肩 ~肩甲上腕リズムの崩れ~
腕を上げるときに、痛みがある、上げづらい、などの症状がある人は、肩甲骨の動きが悪いことが原因であることも少なくなく、肩の障害予防のためにも肩甲骨を動かす事が大切。五十肩のように、痛みがあるから動かさないでいると益々固まって余計に動きにくくなります。この肩甲骨が固まってしまうと姿勢も悪くなり様々な肩の障害を引き起こす。
「うずらの卵を握るように剣を柔らかく握る」
居合や剣道などでは剣の握り方は「うずらの卵を握るように柔らかく握る」と教えている。この時に「雑巾を絞るように」振り下ろすとインナーマッスルが連動して小指、薬指と順番に指が握られるようになる。結果として小指、薬指がしっかりしまり、肩甲骨から指先までのすべての力が動員され手先の力と比べものにならない大きな力が発揮され、力が大きいだけでなく体全体が締まることにより正確性も加わる。